猫のトリミングとサマーカット

ワンコ、特にトイプードルなどの小型犬や毛がふさふさの子は、定期的にトリミングに行くことが必要になりますが、実はニャンコもトリミングをしたりします。

ニャンコのトリミングには基本2つのパターンがあります。

 

(1)トリミングをしなくてはいけない場合

これは、長毛種が対象です。

メインクーン、ラガマフィン、ヒマラヤン、ラグドールなど、毛が長い子は、ある程度切ってあげる必要があります。

もちろん切らなくても死にはしません。

でも伸びすぎると毛先が絡まって汚れたりと、ワンコ同様、綺麗にしてあげることが必要になります。

 

(2) 夏に暑さ対策などで短くしたりサマーカットにする場合

これは、短毛種でも該当しますが、夏、毛におおわれて暑いだろうと毛を短くしたり、すっかり剃ってしまう場合があります。

すっかり剃ってしまう、つまり人間でいうと3分刈りとか1分刈り(?)の状態にすることを通称「サマーカット」といいます(笑)

まさに、夏バージョンのカットというわけです。

 

(2)については、飼い主さんで賛否両論分かれることでもあり、するご家庭もあれば、しないご家庭もあります。

統計でみるとしないご家庭の方が圧倒的に多いようです。

 

基本猫は綺麗好きなので、極端な話、一生に一度もシャンプーなどしなくても、常に清潔で匂いもしません。

彼らは1日の2/3は毛づくろいをしていると言われるほどの綺麗好きさんです。

なので、「カットすることがマストか」という質問には、「マストではありません。任意選択性です」という回答になります(笑)

 

……が、それを踏まえてあえて短毛種でもカットしたりする場合があります。

それは、フケがすごかったり、いろいろな事情から毛が汚れている場合。

それから、太りすぎていて暑い場合。

 

弊店の猫は、4匹のうち3匹は毎年1回、サマーカットにします。

今年は、こんな感じになりました。

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白いマットの上に白で、わかりづらいですが……足の先、頭、そしてしっぽの先だけ毛が残っていてあとはつるつるです。

拡大?すると、↓こんな感じになります。

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なにか被りモノを被った人……みたいでちょっと不気味(失礼)なのですが、これがサマーカットです。

贅肉もだぶつき具合もばっちり見えてしまいます(笑)

この銀次郎↑はあまりに大きくて、夏暑くて耐えられないことが多いので、梅雨から夏が始まる時期に一度まるっと剃ってしまいます。

また、5月あたりの換毛期を過ぎてようやく落ち着いたと思ったら、今度は梅雨の時期で、足元などにまとわりつかれるとべとっと人間の体に毛がついてそれが飼い主としてはいかんともしがたい!というちょっと人間側の利己的判断もあるかもしれません……

静岡市に猫専門の動物病院があります。

そちらに以前診察に伺った際に、シャンプーやカットについて「する必要があるんですか? ないのなら猫のストレスになることはやめたほうがいい」と教えられたことがありました。

人間がよかれと思ってしても、猫へのストレスになることは沢山あります。

このシャンプーや毛刈りもその1つであることは確かです。

本人が暑そうだからと人間が勝手に判断しても、実は本人はそれほど気になっていないかもしれません。

実は、予防接種もその1つだと言われています。

猫も2ヶ月目、3ヶ月目、1年目、その後は毎年3種または5種の予防接種をすることが望ましいとされています。

ですが、実は予防接種で注射をし続けていると、そこがガンの原因となって、いずれガンを発症する可能性があることが以前学会で発表されました。

猫の予防接種は、2ヶ月目、3ヶ月目、そして1年目まではマストであると言われています。

ですが、この3回をしてしまえば、よほど外でずっと生活する猫や日々危険な生活をしている猫でないかぎり、あとはしなくても大丈夫という考え方もあります。

最近では、1年目の注射以降は、数年に一度すればよいと推奨されている獣医さんも多いです。

そして注射も猫にとってはストレス。

ストレスをなるべく与えないような生活を一緒にしてあげることが、猫との生活にとって一番重要なことです。

でないと……

こんなふうに↓

 

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猫パンチを食らうことになります(笑)

「てめぇ、なに勝手に毛剃ってんだよ……パコッ!」

 

最後に……猫のシャンプーやカットは、ニャンコによって、出来る子と出来づらい子がいます。

水が嫌いな猫はシャンプーをされるのも基本嫌がります。

シャンプーやカットの最中にかみついたり、爪を立てる子もいます。

ですので、トリミングサロンによっては、麻酔をかけたりして、猫が暴れないように処置してから毛をかったりします。

ですが、前述のとおり、麻酔も猫には負担、ストレスです。

小さいころからお風呂にいれたり、濡れることに慣れている子や、他人にガシガシ触られても鷹揚にかまえていられる子以外は、猫のシャンプーやトリミングは、人間にとっても猫にとっても慎重さが必要です。