猫が毛玉を吐くのって、普通なの?異常なの?

猫が毛玉を吐く。

これ普通。これ常識。
いやいやいや、ちょっと待って!

たしかに、猫はお腹に溜った毛玉を吐く生き物。

でも、その頻度が高ければ、これはただの「毛玉吐き」ではない可能性があるのでご注意を!
もともと毛玉を吐くという行為は、下痢のようなもの。
実際には胃腸障害の徴候の一つでございます。

だから、毛玉を吐いたときには、その状況に変な雰囲気はなかったか? ニャンコの様子はどうだったか? 吐いた後はケロッとしていたか?

少し細かくニャンコを観察することをおススメします。

この毛玉を吐くという行為、一か月に1回程度ならば、まあ通常範囲。

特に心配することはありません。

ですが、頻度が頻繁になったら、何か体の調子がおかしいと思った方がよいと言われています。

毛玉をしょっちゅう吐くようになったら、いろいろなことを疑ったほうがよいです。

ダニによる皮膚の剥離、白癬、バクテリアやイーストの感染などなど……

腹部の画像を取る、血液検査、尿検査、などいろいろ試してみるのがよいとされています。

じゃあ、逆に毛玉を吐くのはまあ通常範囲内の回数だけど、なるべく毛玉を吐かせたくないなあ……という場合はどうすればよいか?

一番簡単にできるのが、食事療法です。

食事管理が毛玉を少なくする最善な方法です。

いわゆる「ヘアボールコントロール」と称されているごはんを食べさせること。

ただ、毛玉を吐く行為は、診断でわかっていない食物アレルギーや炎症性腸疾患によっておこる場合もあるから、やっかいです((+_+))

アレルギーや疾患があると、消化管の炎症を引き起こす場合もあります。

すると、普通であればある程度の毛は自然と呑み込んで消化できてしまうのに、それが出来ずに吐き出すことになります。

このような状況の場合には、幾つかの食事療法があります。
(1)抗原性食事療法で症状を改善していく方法

(2)繊維が多い食事(ドライフード)を食べさせて改善していく方法

(3)液体ジェル(油分が入ったもの)を使う方法

いずれも少しずつ試してみて、ご家庭のニャンコが食べれるか、食べることに問題がないかをちょっとずつ観察しつつ食べさせていくことが大事です。

そして……

何と言っても、食事に頼らないもっとも基本的な処置は、「こまめにブラッシングしてあげること」

もちろん、ブラッシングが大丈夫なニャンコに限られますが、これが一番お金がかからず確実。

ブラッシングで取った毛は丸めてゴミ箱へポイっ。

そうすれば、それが猫のお腹に入ることもなく、床にふわふわ浮かぶこともなく、猫にも飼い主にもグッド。一石二鳥です。

猫の毛玉吐き、侮るなかれ……