facebook
twitter
tel:0526211634
english site

銀次郎ブログ

母親猫に見捨てられた子猫は生き延びられるのか? 猫の神様にお願い!

母親猫に見捨てられた子猫は生き延びられるのか?

答えは一つ、「自力では生存確率ほぼゼロ」

これが現実です。

 

人間にとってももちろんですが、猫にとっても母親の存在は言い表せないほど重要です。

いや、人間よりも母親の存在が重要です。

なぜなら、野良ネコの子供には、頼るものが母親しかないからです。

小児病院もなければ、保育器もない。母親だけが命綱です。

母猫からミルクを十分もらえるのかどうか。たかが最初の1か月で、のちの猫生が決まります。

 

先日、こんなことがありました。

弊店から車で5分程度のお宅から、突然連絡がありました。

まったく見ず知らずのご家庭です。

「自分の家の庭で猫が子供を産んだ。自分たちは保護しても高齢で飼うことはできない。かと言って見殺しにはできない。雨の中を必死で子供を守っている母猫をどうにかしてあげたい」

とりあえず状況を拝見しにそのお宅に行ってみると、たしかにお庭の一か所、雨に当たらない奥まったところに母猫が子供を抱えてじっとしていました。

どういう経緯でこのお宅のその場所を出産の場所に選んだのかはわかりません。

ですが、選んだこの母猫はエラい。

その場所なら子猫がカラスに食べられることもない、絶好の隠れ家でした。

みたところ、子猫は3匹。1匹の猫が生む数としてはまあ、普通です。

ご連絡いただいたそのご家族と話あい、ひとまずは様子を見て、子供がちょこちょこ出てくるようになったら連絡をもらうことにしました。

「庭にいてもらうのは一向にかまわない。でも、うちでは飼えないから心苦しい」

そのご家族は人一倍動物に心を砕いていらっしゃる方でしたが、ご自分たちがご高齢という事実をしっかり受け止めて、自分たちの気持ちと現実を理性的に判断していらっしゃいました。

そう、動物は安易にかわいそうだから、可愛いからという理由だけで飼ってはならないのです。

飼うということは、その動物の一生を面倒みることです。

猫であれば普通は15年、ともに生きていかなくてはなりません。

例えば、現在自分が70歳だった場合、自分が85歳になるまで猫が生きる計算になります。

そして猫が年老いて介護が必要になった時、自分も年老いて介護が必要な状態なら、どうしたらいいのか。

老老介護はなにも人間対人間に限ったことではありません。ワンコもニャンコも同様です。

そういうことを踏まえて、飼う決断をしなくてはならないのです。

……閑話休題。

 

そしてつい先日、そのご家族から「子猫がちょこちょこ出てくるようになった」と連絡をもらい再度様子を見に行ってみると……

「あの……、子猫、6匹いますね」

「え!!!??? 6匹???」

そう、店主が覗いてみると、母猫のお腹周辺に3匹、ころっころしたのがまとわりついていました。

そして、そこから少し離れた何もないところに、残りの3匹がうずくまっていました。

(ああ、これはヤバイ)

店主は瞬間、思いました。

もうすでに母猫の中で子供の選別が終わっていました。

強い子供が生き残る。

自然の摂理です。

そして母猫のまわりにいた3匹は、お乳を吸う力や他を押しのけてお乳をもらう生命力が強く、残りの3匹は生命力がちょっとだけ弱かったために、もう母猫から捨てられてしまっていました。

 

母猫も捨てたくて捨てるわけじゃないでしょう。

でも、乏しい食料で自分のお乳の量が限定されている状況では、選別せざるを得ないのです。

産んだ子供をすべて育てきるには、(1)人間がごはんを十分に与えているか、(2)自然の中で食糧が豊富にある、ことが絶対条件となります。

名古屋のような都会では食料も限られていますし、他にも野良ネコはたくさんいるので競争も激しいので、(2)はほぼ不可能です。

そうなると(1)の人間からごはんをもらっていることが一度に4-6匹を産む猫にとって必要となってきます。

ただし、育てたからといって、全部が育つわけではありません。

外敵がいるからです。

代表的なのがカラスです。

カラスは子猫が大好物です。

あっという間に捕食して食べてしまいます。

 

食糧事情と外敵。これらの困難をくぐりぬけて行き抜いた子猫だけが、育っていきます。

その割合は平均1/4といわれています。4匹生まれて成長できる子は1匹ということです。

そんな中、6匹を産んでとりあえずの大きさにした母猫は「えらい」の一言。

でも、彼女の中ではすでに選別がされていたわけです。

3匹は捨てて、残りの3匹を育てる決断を下していたわけです。

 

店主と保護されたご家族は話し合い、店主が他の子猫にかかりきりになる数日だけそのご家族が自宅でこの捨てられた3匹を保護して育て、その後弊店で引き取ることになりました。

ですが、結局数日の間に一番小さく拾ったときにすでに寝たきりだった子猫は、弊店に来る前日に亡くなりました。

一番まだ元気だった子は、とにかく栄養の高いミルクを飲ませることでなんとか健康を回復していますが、残りの1匹は衰弱から瀕死の状態。

脱水症状も激しかったので、水分を注射で補い、点滴もしたのち、現在「猫の神様」と言われている個人で保護活動をしている方のところで療養生活中です。

自分で食べれなくなった動物は、もう死ぬしかありません。

人間がどれだけお金をかけて点滴を打っても、自分で食べる力が備わらない限り、永遠に健康にはならないのです。

この猫も、毎日ミルクを数滴飲むのが精いっぱいの状態が続いていますが、それでも先日店主が「猫の神様」を訪ねたときには、わずかずつ気力・体力を取り戻しているように感じました。

あとは、この子の生きる気力、これに尽きます。

そしてこの子がもし健康を取り戻して元気になったら、幸せな猫生を送れるような温かい里親様に巡り合って幸せになってほしいと願っています。

 

毎年、たくさんの子猫が外のどこかで生まれますが、生後1か月以内で死ぬ子が大半です。

そしてもし運よく生き残っても、人間に拾われたりしてお腹一杯食べて撫でてもらって、ぬくもりを感じれる生活をできる猫はその中でも一握りです。

もちろん人間に飼われるほうが絶対にいいとは言えません。

中には外で生活している方が幸せな場合もあります。

どう生きるのがいいかは置いておくとして、まずは国として、行政として、猫について対策を施していく必要があると感じずにはいられません。

犬についてなんとか規制ができてきたのですから、猫だって不可能ではないはずです。

小さくても「命」です。

生まれてきた以上は、うれしいとか楽しいと感じることがあってほしいです。

 

今回保護してくださったご家族は、とっても動物に心を砕いてくださる優しい方でした。

子猫の行く末も非常に案じてくださり、大変感謝しております。

ありがとうございました。

 

最後に……「猫の神様」とは?このお話はまたの機会に……

 

 

 

 

 

 

 

2017年春生まれの子猫、5月1日現在の状況

今年すでに第2弾まで子猫の里親様募集を掲載させていただきましたが、5月に入り、一覧をまとめさせていただきました。

写真が、現在弊店前に掲載されている募集です。

弊店前にある看板です。
弊店前にある看板です。

現在募集させていただいているのは……

 

(1)好奇心旺盛! 目ぱっちりキジトラ子猫

(2)魔女の宅急便キキのような黒い子猫

(3)元気いっぱいの茶キジ子猫

(4)栄養満点で育った薄キジトラ子猫

(5)雪のように真っ白! 双子の子猫

 

(4)は現在里親様引き合い中、(5)は里親様決まりました。

 

この子たち以外にも、今後まだ何匹か募集をかけることが予定されております。新しい家族の一員に向かえていただける方がおられましたら、是非弊店までご一報いただければ幸いです。

なお、時々「おいくらですか?」と訊かれる方がおられますが、弊店では一切金銭はいただいておりません。基本、譲渡までにかかった病院代その他についても子猫を拾った方もしくは弊店で賄っております。

その代わり、家族の一員として迎えられたら、その後の必要な病院代などは各自で工面していただくようお願いしております。

里親募集についてはいろいろ条件もございます。

不明点などございましたらお気軽にお問い合わせください。

 

IMG_3931

2017年春生まれの子猫 募集第2弾!

2017年春、子猫の里親様募集第3弾です!

今回は4匹、里親様を募集開始させていただきます。

*****************************************************

種別:MIX

頭数:4匹

性別:4月16日現在まだ未確定。(こちらの猫たちもお母さん猫のガードが固く、なかなか触らせてくれません)

毛の色:白1匹、グレー×白(サバトラじゃないです)1匹、白×黒(牛柄)1匹、白×茶1匹

誕生日:2017年3月27日未明

引き渡し時期:早くてもゴールデンウィーク後半

健康状態:お母さん猫の栄養状態がとてもよいので、みんな元気にすくすく育っています。

ご質問・問い合わせ先:銀次郎までメールでお問い合わせいただければ、2-3日中に返信させていただきます。

**********************************************************

こちらの子猫たちは、現在ママ猫のミルクで育っています。

現在保護されている方からの写真が届いておりませんので、届き次第掲載させていただきます。

 

 

 

2017年3月生まれの子ネコ、里親募集開始

2017年もようやく春めいてきました。

ということで、今年も生まれました、春生まれの子猫たち。

まずは4匹、里親様を募集開始させていただきました。

*****************************************************

種別:MIX

頭数:4匹

性別:4月2日現在まだ未確定。ただし可能性としてはオス3匹、メス1匹

毛の色:真っ白3匹、キジトラ1匹

誕生日:2017年73月20日未明

引き渡し時期:ゴールデンウィーク以降

ご質問・問い合わせ先:銀次郎までメールでお問い合わせいただければ、2-3日中に返信させていただきます。

**********************************************************

こちらの子猫たちは、現在ママ猫のミルクで育っています。

まだようやく目が開きかけてきたところで、見学ができる状態ではありません。

弊店でのお引き渡し時期は、最短でもゴールデンウィーク頃(生後1か月半~)となります。

キジトラと白No.1
キジトラと白No.1
IMG_3809
キジトラです。推定メスですが未確定です。
IMG_3816
白No.2と白No.3です。白No.3は一回り大きく、生存競争の勝ち組です(笑)
IMG_3822
まだ移動するのも這ってのろのろ。目は見えていません。
IMG_3823
白No.2です。まだまったく目が開いていませんが、耳や感覚で声のする人間のほうに近づいてきています。可愛いです!

 

 

 

バレンタインにいただきました♡

いつも弊店の銀次郎たちにお声かけていただくご家族から、なんとバレンタインのプレゼントをいただきました!

ありがとうございます(^^)

普段のごはんに飽きてきて食べが悪いときのご褒美?として、活用させていただきました!

IMG_3781

 

定期的にお顔をのぞきに来てくださる方のことは、猫も覚えています。

どうやって覚えているのか、何を記憶しているのかはわかっていませんが、でも「この人、いつも来る人」とわかっていたり、「この人、今日は時間通りに来ないな」などということはわかっているようです。

バレンタインといえば、お正月なども、ワンコのおせちだとかニャンコのおせちだとかが売られています。

「実際、買ったら食べてくれるのか?」は微妙なところです。

雑食であるワンコは猫よりも食べること、食べたいもの、食べれるものの範囲が広いですが、ニャンコはかなりのグルメ。

それをがっつり食べてくれるかはかなり確率が低いかなと思いますので、ああいう「おせち」などはまあ、人間側の希望といいますか押し付けといいますか……(笑)

人間の希望と猫の希望はかなり違います。

「将来安定を考えたら公務員になればいいのに、うちの息子ったらミュージシャンになるとか言ってフリーターしながら駅前でバンド活動してるのよ」ってな感じに違います(笑)

人間が良かれと思ってすることも、猫にとっては有難迷惑なことも多々ありますので、どこまでをして、どこは妥協するか、人間がある程度線引きするのが、人間にとっても猫にとっても大事です。

おっと、なんか飼育方法の解説みたいになってしまいましたが……ともかくも今年は嬉しいバレンタインでした!

 

 

 

 

有松商店 〒458-0924 名古屋市緑区有松2401 TEL:052-621-1634
実用新案等登録済 動物取扱業登録番号/種別 第280449号/保管  第280450番/訓練